今回は過去の事例から3月18日に川崎市宮前区で行った作業風景を掲載します。
職人は今までと同じく、塗装指導員の竹内が担当。
前回は屋根にシリコン塗料で厚膜に中塗りをし、この日は再び付帯部の塗装を開始しました。
帯板は下塗り・下地処理と中塗りを経て、上塗りをしました。マスキングテープによる養生をしていないので外壁との境界には塗料を付着させないように、刷毛で塗り分けをしていきます。
帯板に限らず、軒でも養生ができない場合は職人の手のみを頼りに線出しします。そのため、きっちりと境界を出せるかどうかは、職人の経験と技術によるところが大きいと言えるのではないでしょうか。
全体に黒色系のシリコン塗料を重ねて、塗膜の厚みを付加した帯板はきれいな光沢を放っています。帯板の黒が外壁を引き締めていますね。破風や雨樋も艶やかに塗り上がりました。
足場の周りを覆っているメッシュシート、写真内では巻き上げられていますね。
なぜこうしているかと言うと、天気が荒れそうなので、シートが風で煽られないようにまとめています。風を受けたシートが足場に当たれば、揺れて傾くことも。その際、外壁が傷ついたり壊れてしまっては大変なのでシートを巻き上げて風の通り道を作っておきます。これは、施工完了後、足場解体まで日が空くときも同様にしています。
次回はシャッターボックスと屋根上塗りを行います。