今回は横浜市港北区で行った塗装工事の様子を掲載します。
先日はバルコニー木・鉄部のケレン、鉄部の下塗り、木部の専用塗料1回目の塗布が完了しました。
本日は鉄部の中塗りと木部の上塗りをします。
職人は一級塗装技能士の星野が担当しました。
サビ止め塗布をして耐久性を高めた鉄部には、黒のシリコン塗料を重ねて塗膜をつけていきます。まず、小さめのローラーで全体に塗料を行き渡らせました。模様の曲線部分はローラーだけでは細部まで塗りきれないので、小さい平バケで隈なく塗料を付着させていきます。
しっかりとした塗膜をつけることで、鉄部を紫外線や風雨から保護して劣化を抑制します。たっぷりと塗料を重ねているため、塗り上げたところはつやつやとした光沢が輝いていますね。
鉄部中塗りを終え、午後からは木部の塗装に入りました。
前回はキシラデコールという、木専用の保護塗料を塗布しました。もう一度塗り込んで色味を付加しながら、ツヤのある仕上がりにしていきます。
刷毛で隙間を塗りながら、全体に染み込ませるようにキシラデコールを塗布していきます。色は黄土色系。通常の塗料とは違い、表面に造膜をするのではなく、内部に浸透して着色・保護する材料です。塗膜を作らないので、割れや膨れが起こらないというのも特徴です。
全体に塗布し終えた状態です。落ち着いた光沢が現れ、木目の風合いも生かしながら、深みのある色合いに仕上げることができました。以前の塗膜が剥がれた状態から、美しく蘇りましたね。
次回は鉄部の上塗りと、ウッドデッキの柱を塗装して工事完了となります。